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撥水・撥油剤の開発実例

【例1】非フッ素系で超撥水発現

非フッ素系で超撥水を実現しました。
非フッ素系撥水剤の接触角 θ=152°
表1 溶媒 撥水性
静的接触角(° ) 動的撥水性,滑り角(° )
原液 10倍希釈 原液
非フッ素タイプ 有機溶剤 150 - 160 130 - 140 < 5
図:塗布後の撥水の様子と接触角
図:塗布後の撥水の様子と接触角
動画:傾斜4°のガラス板に水滴を落下(動的撥水性)

【例2】水系で撥水性を出したい

水系撥水剤の開発にも注力しております。
表2 溶媒 撥水性
静的接触角(° )
原液 10倍希釈
フッ素(PTFE)タイプ 110 - 120 95 - 105

【例3】撥水性・撥油性の両方がほしい

溶剤系フッ素タイプには撥水と撥油の両性能をもつタイプもあります。
表3 溶媒 撥水性 撥油性
静的接触角(° ) 静的接触角(° )
原液 10倍希釈 原液
フッ素タイプ 有機溶剤 130 - 140 110 - 120 50 - 60
図:イオン交換水(2µL)滴下の様子
図:イオン交換水(2µL)滴下の様子
図:n-ヘキサデカン(2µL)滴下の様子
図:n-ヘキサデカン(2µL)滴下の様子
図:IPA(2µL)滴下の様子
図:IPA(2µL)滴下の様子
動画:塗布後のガラス板に水滴を落下(動的撥水性)

【例4】際立った撥油性がほしい

溶剤系には撥油性に特化したタイプもございます。
表4 溶媒 撥油性
静的接触角(° )
原液 10倍希釈
フッ素(PTFE)タイプ 有機溶剤 90 - 100 70 - 80

撥水材のフッ素低減およびフッ素フリー化について

フッ素には高い撥水性、撥油性、耐久性があり建築材、木材、布、電子材など様々な用途に使用されています。
しかしながら近年のPFOS,PFOA規制の観点からフッ素フリーの撥水剤の要望が高まっています。
当社撥水剤は含フッ素タイプ、フッ素低減タイプの他に完全フッ素フリータイプを開発しております。

有機溶剤タイプと水系タイプについて

当社は独自の開発技術を用いて有機溶剤タイプと水系タイプの両面から開発を進めています。
有機溶剤を用いる事で様々な樹脂、材料との混合が容易となります。
水を用いた場合は臭気、引火性、環境負荷などの問題を解決できます。

試作品の提供につきまして

対象の粒子、溶媒、分散剤につきまして、分散が良い場合は右図、分散が悪い場合は左図となります。
左図のように粒子が分散剤に均一にくるまれていない場合、流動性が低下しゲル化する場合があります。
右図:分散剤が粒子に均一に吸着している場合は流動性の良い液状となります。
試作品の提供
お客様の指定材料と混合した際に凝集する場合もあります。
この場合は再度分散剤の選定が必要となるケースがありますため、事前に指定材料の情報をいただけますとカスタマイズが容易になります。
試作品の提供

お問い合わせ

サンプルのご要望承ります。御照会ください。
使用希望材料の情報があれば分散剤等の選定により性能発揮や改善が可能です。
弊社撥水撥油剤との混合時や希釈によりうまく性能が出ない場合には、
指定原料を加工し性能を付与するご依頼パターンも可能です(下図)。
お問い合わせ

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