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天然ワックスの球形パウダーおよび分散体の開発事例

天然ワックスについて

ワックスには大きく分けて天然ワックスと合成ワックスがあります。
天然ワックスは植物系、動物系、鉱物系に分かれています。
合成ワックスは石油を原料とした石油ワックスや合成炭化水素ワックスなどがあります。
ワックスの分類表

天然ワックスの種類

カルナバ
ブラジル産ヤシ科の植物から採取される
天然ワックスのうち最も高い融点(80~87℃)を持つ
固く光沢のある被膜を作ることができる
ライス
米ぬかを原料とした天然のワックス
カルナバに次ぐ高融点(75~82℃)ワックス
硬さと柔軟性のバランスの良い粒子を作製できる
サンフラワー
ひまわり種子から抽出される天然ワックス
融点(70~80℃)を持つ
柔らかく柔軟性のある粒子
天然ワックス球形化

天然ワックス球形化

独自の球形化技術を持って天然ワックスの球形粒子を作製しています。
天然ワックス球形化
※5 um以下の粒子は乾燥凝集が強い事からスラリーでの供給を推奨します。
※スラリーには活性剤を含みます。
※5 um以上のパウダーは活性剤無しで供給できる場合があります。

天然ワックスが環境にやさしい理由

石油由来のワックス:
原油の採掘、抽出、加工は環境負荷が大きい。マイクロプラスチックの原因にもなる。
製造過程で大量の副生成物が発生する。

天然由来のワックス:
天然原料であり環境にやさしい。持続可能性もあり。
ライスワックスは米ぬか原料、廃棄されている材料の一部を有効活用できる。
全世界の米の生産量

試作品の提供につきまして

対象の粒子、溶媒、分散剤につきまして、分散が良い場合は右図、分散が悪い場合は左図となります。
左図のように粒子が分散剤に均一にくるまれていない場合、流動性が低下しゲル化する場合があります。
右図:分散剤が粒子に均一に吸着している場合は流動性の良い液状となります。
試作品の提供
お客様の指定材料と混合した際に凝集する場合もあります。
この場合は再度分散剤の選定が必要となるケースがありますため、事前に指定材料の情報をいただけますとカスタマイズが容易になります。
試作品の提供

お問い合わせ

サンプルのご要望承ります。御照会ください。
使用希望材料の情報があれば分散剤等の選定により性能発揮や改善が可能です。
弊社撥水撥油剤との混合時や希釈によりうまく性能が出ない場合には、
指定原料を加工し性能を付与するご依頼パターンも可能です(下図)。
お問い合わせ

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